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オーストラリア:ハラル認証の手直しを議論

オーストラリアのハラル認証を全面的に見なおしすることにより、海外市場でビジネスチャンスが広がる可能性があるということが議会の調査によって判明した。

政治色が強いことから「ハラル審問」と呼ばれたこの議会の調査会は、民間の第三者食品認証に対し6ヶ月の調査を行い、国内の認証団体はテロリズムと直接の関係が全く無いことが判明した。

しかし委員長であるSam Dastyari議員は最終報告書の中で、国内認証プロセスがきちんと理解されておらず、適切な規制がされていないため、世界中で3兆ドル規模と言われるハラル市場にオーストラリアが乗り出すことを妨げる結果になっているかもしれないと認めた。

オーストラリアの食品輸出業者はハラル認証によって年間130億ドルほどの収益を上げている。

輸出向けハラル製品の認証は農業省が国の権限で管理しているが、委員会は国内向けの小規模市場では認証を手直しする必要があると結論づけた。

「せっかく経済的なチャンスが大きく広がっているにもかかわらず、国内で誤解されてしまうことにより、オーストラリアがそのチャンスを有効に活かせなくなる可能性がある」とDastyari議員の報告書は述べている。

「海外で成長を続けている市場でシェアを拡大するためには、オーストラリアのハラル認証システムの欠点を修正する必要があり、その必要性には説得力があると委員会は考えている。」

政府は世界市場への進出を優先事項とするべきだ、とオーストラリア畜牛評議会のJed Matz氏は言う。

「我々は総生産量の75%を輸出しており、輸出相手国にとって納得のできる認証が必要である」とMatz氏は話す。

委員会の提言は他に以下の様なものがある。
・ 農業省は政府ハラル認証の唯一の署名者となることを検討する。
・ 政府は認証団体に対して、認証商標にまつわる業務の登録を義務付ける。
・ 政府は国内市場向け商品のハラル認証が輸出向けと同様の基準を満たすことを義務付けるよう、検討する。
・ ハラル認証業界は単一のハラル認証機関と単一の認証商標を設定することを検討するべきである。

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