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イスラム料理「お墨付き」 八幡平市のホテル認証取得 岩手

 八幡平市のホテル安比グランドの和食レストラン「七時雨」は、日本企業のイスラム市場進出を支援する「マレーシア ハラル コーポレーション(MHC)」=東京都港区=から「ローカルハラル」の認証を東北の宿泊施設で初めて取得し、28日、同ホテルで認証式が行われた。

 ローカルハラルは、MHC社が提唱し、日本国内の実情を考慮した基準。MHCのアクマル・アブ・ハッサン社長が同ホテルを経営する岩手ホテル&リゾートの高橋三男社長に認証書を手渡した。

 ハラルには、原材料の種類や食肉の処理方法など厳格な規則がある。同ホテルでは和会席3コースでハラル料理を提供する。イスラム圏からの旅行者の増加を予想するアクマル社長は「日本を訪れるイスラム圏の人々にとって食が課題だった。安心して旅を楽しめる場所がさらに増えてほしい」と認証の意義を強調する。

岩手日報