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6次化支援へファンド 琉銀、県内地銀で初 沖縄県

 琉球銀行(金城棟啓頭取)は20日、6次産業化を支援する地域ファンドを設立した。県内地銀による農業支援ファンドの設立は初めて。出資先の第1号は、イスラム教の戒律に従って調理・加工された「ハラール」食品の製造に取り組む予定の「食のかけはしカンパニー」(うるま市)となる見通し。

出資決定は9~10月、出資額は設備資金7千~8千万円とみられる。 琉銀は7月11~18日、県内5カ所で説明会を兼ねた「農業ビジネス活性化セミナー」を開く。県外の6次産業化事例やハラール食品についての講演もある。参加無料。 設立したファンドは「りゅうぎん6次産業化ファンド投資事業有限責任組合」。農林漁業者が商品加工や販売業者などと連携して設立した新会社に出資する。 ファンド総額は5億円。琉銀と官民ファンドの農林漁業成長産業化支援機構、山田ビジネスコンサルティング(東京)が出資した。

琉球新報