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西わらびやホタテでイスラムの料理 盛岡で講習会 岩手

 イスラム教徒が口にできるハラール料理の講習会(全日本司厨士(しちゅうし)協会県本部主催)は14日、盛岡市盛岡駅西通のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開かれた。会員、生産者ら約70人が参加し、県産食材の新たな可能性を探った。

 フランス料理の著名シェフ、ダニエル・マルタンさん(東京都)が講師を務め、山田町産ホタテや花巻市のベビーリーフ、西和賀町の「西わらび」などを使った3品を紹介。豚肉や酒などイスラム教が禁じる食材を伝えるとともに、イスラム圏で好まれる料理法などを紹介した。

 講習会は、生産者と調理師が情報交換し、県産食材の魅力を発信する同県本部と県南広域振興局の連携事業の一環。平泉の世界遺産登録や、2020年の東京オリンピック開催など国際化の進展を踏まえて企画した。

岩手日報