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セミナー:ムスリム観光客増加へ 県が来月2日 /群馬

 県は9月2日、イスラム教徒(ムスリム)の観光客の受け入れ態勢支援セミナーを初めて開く。知識がないためムスリム受け入れをためらう業者らに理解を深めてもらい、観光客増加を目指す。

 ムスリムは酒や豚肉の飲食を禁止され、宗教上許された食べ物は「ハラルフード」と呼ばれる。厳格な人は1日5回ほど礼拝する。

 政府は昨年、マレーシア人やインドネシア人らのビザ発給要件を緩和。円安効果もあり昨年のマレーシアからの県内宿泊者は730人と前年より2倍近く増えた。県観光物産課は「宗教上の厳格さは個人差が大きい。受け入れ側が自らハードルを上げないでほしい」と呼びかける。

 セミナーは県庁昭和庁舎で午後2時〜4時45分。政府観光局や日本アセアンセンターの担当者が講演する。参加無料。申し込みは8月25日まで。県観光物産課(027・226・3384)

毎日新聞