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ハラルビジネス、ふくおかFGが視察団派遣へ 福岡

ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は、取引先企業とともに、イスラム教の戒律に従った「ハラルビジネス」を学ぶための視察団をインドネシアとマレーシアに9月に派遣する。地元企業の間でも商品の販売先や観光客誘致などでイスラム圏への関心が高まっており、現地の商慣行への理解を深めることで、取引先がビジネスを広げるのを後押しする。

 視察団には、食品や化粧品製造業、ホテル、飲食業者など約20社が参加。現地では、イスラム教の戒律で禁じられている豚肉やアルコールを用いない「ハラル食品」を提供する飲食店や工場を訪ねたり、政府関係者らと意見交換をしたりする予定だ。

 ハラルをテーマにイスラム圏に視察団を送るのは、全国の地方銀行では初の取り組みという。FFGは、視察団に参加を希望する取引先が多かったことから、今後も継続していく方針だ。

読売新聞