伊賀の里など、ハラル認証の総菜会社 沖縄に設立
体験型農場運営の伊賀の里モクモク手づくりファーム(三重県伊賀市、松尾尚之社長)など29の企業・個人が、イスラム教の戒律に沿ったハラル認証を取得した総菜の製造・販売を始める。沖縄県に共同出資会社を設立し、7月から工場を稼働させる。まず、外国人宿泊客の多い国内のホテルなどに販売し、将来的には輸出も目指す。
総菜・弁当店運営の知久(浜松市、知久利克社長)などが出資して「食のかけはしカンパニー」(沖縄県うるま市)を設立した。資本金は8500万円。土地代を含めて約4億6千万円を投じて総菜工場を建設する。
まず、きんぴらごぼう、肉じゃがといった総菜のほか、鶏肉を使ったハム・ソーセージ、フルーツゼリーなど約30品目を作る。豚肉などを使わないことでハラル認証を取得する。国内のホテルや大学の学食などに売り込む。3年後に年間3億円の売り上げを目指す。