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マレーシア:貿易ハブになることでハラル製品輸出拡大を目指す

マレーシアのハラル製品輸出は年間300億リンギットから320億リンギットだが、単なる国内生産に頼るだけでなくハラル貿易の中心になることができれば、その輸出額をさらに急増させることも可能だろう。

ハラル産業開発公社(HDC、Halal Industry Development)のCEOであるDatuk Seri Jamil Bidin氏は、ハラル産業はまだ飽和状態には至っておらず、マレーシア企業はメーカーとしてだけでなく貿易会社としても成長していかなければいけないと話した。

また、Jamil氏によると、飲料・食品や化粧品、乳化剤、医薬品、健康製品など様々な分野において、マレーシアはすでにハラル製品の世界最大輸出国になっていると言う。

現在HDC社に登録されている輸出企業は801社に上るが、同社はそのなかから10の強化対象企業を設定し、同社の指導と支援を受けて輸出増加に取り組んでいくとJamil氏は話す。

「これらの企業は中国やムスリム人口の多い西アジアなどの成長市場に注力していくことを奨励されている」とBernamaのインタビューに答えた。

Jamil氏によると日本を始め、これまでハラル市場と認識されていなかった国も徐々にマレーシアに追い付いてきているという。

ハラル製品の需要増加やハラル市場の拡大にともない、日本は積極的に国内でハラル産業を育成しているという。

「日本や中国、中南米諸国はハラル製品についてマレーシアが持つ豊富な経験や知識を得るため、HDCの支援を求めており、ハラルの認知を高めて自国内のハラル産業育成に努めている。健全な進展といえるだろう。マレーシアは孤立しないよう、他国とのネットワークを築くことが必要だ」と話した。

世界中のハラル市場は食品と非食品部門を合わせて、現在2.3兆ドルと推定されている。ムスリム人口は18億人を超えると考えられている。

マレーシアは今年最初の三ヶ月間で92億リンギットのハラル製品を輸出している。

マレーシアのハラル企業は世界市場の需要に対応する能力があると示したことにより、マレーシア製品への支持が広がっているのだろうJamil氏は言う。

最も多く輸出されているのは飲料・食品で、金額にして35億リンギットに上り、ハラル製品輸出全体の39.9%を占めている。

続いて多いのがハラル原材料の30億リンギット、椰子油関連製品の14億リンギット、化粧品/日用品の5億7300万リンギット、工業化学製品(製造用の加工助剤)の5億2400万リンギット、医薬品の1億1300万リンギットである。

飲料・食品の中でも最も輸出量が多いのは、食料品・調理品、ココアおよびココア製品、シリアルおよび小麦製品、コーヒー、マーガリン・ショートニングである。

(8月5日現在1リンギットは32.09円

Bernama

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