ムスリム対応レストランを求めて浅草へーーシリーズ③ SEKAI CAFE -Asakusa-
この2~3年で浅草は様変わりした。東京メトロが積極的にPRを行ったことも手伝ってか、観光のために浅草を訪れる都内に住む若者が増えている。流行に敏感な彼らがSNSで街の様子を発信し、旬でリアルな情報をキャッチした海外の観光客が足を運ぶという図式ができあがっている。当然、ムスリム対応のレストランが増えているということで、全5回に渡って浅草の最初事情をお伝えしていこう。
シリーズ③ SEKAI CAFE -Asakusa-
浅草雷門から仲見世通りを50mほど進んだ左手にある解放感あふれるカフェ。各席に電源コンセントを設置し、Wi-Fiもfreeで利用できるようにするなど、ホスピタリティーは抜群だ。英語が堪能なスタッフがいることも、海外からの観光客に支持される魅力の一つだろう。
オープンマインドの「おもてなし」
「私達は、宗教や思想、アレルギーなどで食に制限のある方にも、食を楽しんでいただけるよう努めます」と、“食”を通して世界をつなげるのがカフェのコンセプト。壁一面に掲げられた巨大な世界地図には、無数のシールが貼られている。どこの国から来たか、客一人一人がシールを貼ってできた「つながり」の証だ。まだまだ偏っているけれど、シールが貼られていない国が見つからないくらいになるのが楽しみだ。
ハラール対応、ベジタリアン対応、アレルギー対応を「当たり前」に
スタッフのアイディアも柔軟に活かし、文化の壁を超えてオールマイティーに対応する努力を惜しまない。ベジタリアンに対応するだけではなく、使用する食材も無添加、無農薬にこだわり、天然のものを採用。動物由来成分、アレルギー品目を含むメニューは食材ピクトを表記し、誰もが「安心」して一つのテーブルを囲める配慮をしている。ハラール認証は一般社団法人ジャパン・ハラール・ファンデーションの2つ★を獲得。
ハラールフードを店内でも、店外でも
季節のフルーツを使ったデザートはインスタ映えする美しさで、女性観光客に大好評。広い店内は20名まで対応可能だが、グループで来店予定の場合は予約をすると安心だ。姉妹店の「サムライキッチン」ではハラール・ベジタリアン弁当などのデリバリーサービスも行っている。
SEKAI CAFE -Asakusa-
- ハラール認証 ◯
- ハラール肉使用 ◯
- 豚肉なし ◯
- ハラール調味料使用 ◯
- ハラール料理 ◯
- ベジタリアン料理 〇
- ムスリムオーナー –
- ムスリム料理人 –
- ハラール保管庫使用 ◯
- ハラール厨房・食器使用 ◯
- 祈るところ ◯
東京都台東区浅草1-18-8大番ビル Google Maps
TEL:03-6802-7300
営業時間:日~木9:30-20:00/金土祝前日:9:30-22:00